Archive for 5月, 2006

 昨日の朝の出来事。マイカー出勤途中、自宅そばの路上で、一羽の雀が、苦しんでいる様子で大きく羽をばたばたさせていました。車にでもふまれてもがいているのかと、車のスピードをおとして近づきましたら、そこには涙涙の光景が・・・。その雀はもがいたのではなかったんです。その雀のそばに、もう一羽、死にそうな、虫の息でぐったり道路に横たわっている雀がいました。その横たわってる雀のくちばしを、その雀がくわえて、一緒に空へ飛び立とうと、懸命に羽をばたつかせて・・・そう、仲間をたすけようとしていたんです。羽を大きくばたばたするため、くわえたくちばしは、すぐはずれてしまいます。それでなくても、くちばしだけではきっと重いはずです。それでも、もう一羽は何度も何度も何度も、横たわっている雀のくちばしをくわえて、ありったけの力をこめて羽をばたつかせ・・・、を繰り返します。その大きな羽音は、目を閉じて、体の力もなくなってる相手を励ます声なき声に聞こえました。‘大丈夫!一緒に連れていってあげるから!あの木の枝まで飛んで、休めばすぐ治る!こんなところに寝ていたら、車に轢かれて死んじゃうよ!’・・・死に行く相手を、自分の危険もかえりみず、必死になって、自分の身一つで助けようとしている小さな雀・・・。羽をひろげて飛ぼうとするその姿は、とても大きく見えました。私は、その場から去りました。泣きながら運転しました。夕方、帰ってきた時には、雀の姿はありませんでした。きっと、誰か近所の優しい方が埋けてくださったのだと思います・・・。

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